『願いと祈り』

もしも願いが叶うとして
今の私は、何を願うのだろう

小さな背中が、只管に祈り続ける
どうか父を返してください
どうか、どうかお願いしますと

そっと、目を閉じてみる
幾つも浮かぶ、見慣れた笑顔
その中の一つ、不器用な微笑み

もしも、願いが叶うなら
小さな背中の行く先に
どうか、優しい笑顔が在りますように
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貴方はセレンで『たとえばの話』をお題にして140文字SSを書いてください

バレンタインに書いたやつ。上手く纏めきれず、若干の不満が今では残る。
セレンは真面目な信徒さんだけど、中の人は別にそうじゃない訳で。
結構昔の出来事だけど、セレンのRPしてる時「何で神は全能なのに、必死で祈ってる人が居るのに叶えてくれない？」的な質問をされた時。中の人の不勉強故、上手く答えられなかった覚え。

詰まる所。辛い事や苦しい事も有ったけれど、決してそれだけじゃあ無くて。それが今有る幸せに続いて居るから。
決してそれは、無駄な事じゃあないから。だから、だからこそ…

的な事を、140字に纏めたかった。……かった。